皆さんは美術館に行かれたことはあるでしょうか。
私は昔から美術館に行く事が好きで、今では私なりに
『美術館に行く意味』と
『美術館に行って見るべきこと』
いうのを確立していきましたので、
ここで皆さんにご紹介したいと思います。
美術館に行く意味
▼結論から言いますと
『インターネットや本では見えないところを見るために絵画展へ行く』
です。
インターネット・本で分かることは?
今の時代、お金をかけなくてもインターネットで何でも情報がほとんど手に入ります。
画像検索もあるので、画家の名前を検索すると、いくらでも有名な絵が出てきますし、
・画家の生い立ち、
・画家の性格、
・絵の解説、
・作品一覧 など
細かい情報を分かりやすく解説しているブログ、動画などがたくさんあります。
図書館に行って、美術コーナーへ行くと、有名画家さんの作品が載った本が沢山あり解説されています。
便利ですよね。お金もかかりません。
私は若い頃はそれで十分だと思っていました。
しかし、ある日あることに気づきます。
『絵画展・美術展じゃないと分からないことがあるということ』
を。
私が実際に美術館など行って思った
↓美術館に行って見るべきところ3点↓
はこちらです。
1️⃣絵の大きさ
2️⃣絵のタッチ
3️⃣額縁
が挙げられます。
1️⃣絵の大きさ について
皆さんは画像検索や本で、絵画の実物がどのくらいの大きさか瞬時に分かるでしょうか。
文字で大きさが描いてあったとしても、多くの人はいまいち分からないと思います。
しかし、現物を見に行くと絵の大きさを体で感じる事ができます。
例えば、私はフランス パリのルーブル美術館に行った事があります。
↓この写真見て皆さんは何を感じるでしょうか。
この絵は
※ナポレオン1世の戴冠式 (たいかんしき)
という絵画です。
この絵の実物を見たとき、
私は
「こんな大きな絵よく描けるものだなー」
「どのくらいかかったんだろう。尊敬するなー。」
と思いました。
↑この写真一つで大きさまでは感じ取れないはずです。
または、思っていたより小さい絵だったという時もあります。
『レースを編む女』でフェルメールという人物が描きました。
細かいことは省きますが、
この写真を見て、絵の大きさが皆さんは分かるでしょうか。
もし皆さんが現物を見たら、
「えっこんな小さいキャンパスに、これだけ細かい絵を描いていたんだ!すごいな!」
となりますよ。
この感覚は、画像検索や本では感じることができなかったであろう感覚です。
これは人間にとってすごく大事な感覚です。
2️⃣絵のタッチ について
絵画展などでは
絵のタッチを実際に見ることができる
というメリットがあります。
画像検索や本では、文字で説明はされていても、絵の表面を拡大されているという写真は少ないかと思います。
↑この写真は フリー素材 から貰ったんですが、こんな感じで絵の具がのった写真というのはなかなかありません。
美術館や絵画展に行けば、
どういう色の組み合わせがされているのか、
力強いタッチなのか、優しいタッチなのか、
現物を見ると実は画家によってとても様々です。
画像検索や本で見ると写真のような絵画に見えても、現物を見ると意外にも絵の具のムラなんかが見えたりします。
↓そういうのを見つけた時に私が感じること
●それを知れたことで、特別感がある
●意外に人間らしいムラがあったりするので、同じ人間が描いたんだと、一気に親近感がわく
※この感覚は言葉にするのが非常に難しく、説明が下手でごめんなさい🙇♂️
例えば、モネという有名な画家の絵をご覧になったことはあるでしょうか。
学校の授業の教材だと
こんな感じで、さらっと載って、『印象派のの画家』とかしか描かれてなかったりします。
印象派って?はい?意味ワカラーン。
(_ _).。o○
状態でした。
学生時代、近くにモネ展がやっていて、私は実物を見に行きました。
どうだったかというと、
それはそれは私は色彩にかなり影響を受けました。
色使い、色の乗せ方がとても私好みだったのです。
これは実際に行かなければ、分からなかったことです。
これも感覚です。
だから言葉では説明が非常に難しいです。
3️⃣額縁 について
実は、絵画は額縁も含めて絵画だと言われているのをご存知でしょうか。
どんないい絵を描いても、額縁のチョイスを間違えたら、絵を台無しにしてしまうのです。
額縁が安物だったら、それだけで絵は安っぽく見えるのです。
少し話外れますが、大学の時の卒業制作で、先生たちに作品を見てもらった時に、
「せっかくいい絵を描いてるのに、飾ってる額縁が安っぽすぎる!!もっといい額縁にしないと!」
とお叱りをうけました笑
のちに賞を取れた作品なのですが、
先生に言われた時に私が思ったことは、
「学生が額縁にお金をかけられるわけがない!」でした笑
先生のおっしゃることは分かりますが、
大学や生活にお金かかって、バイトしながらでなんとかやってる中で
それは無理ー😭😭😭
しかも1枚じゃなく8枚くらいあったので、高い額縁買ったらもう私生活できないわー💦
って思いました 笑
いい思い出笑
さて、話を戻します。
画像検索や本では、絵本体のみの写真が掲載されていることが多いですが、
実物を観に行かれた際には、
是非額縁にも注目をしていただきたいです。
特にパリのルーブル美術館は特別額縁にこだわっておられます。
作品の一部として大事な額縁ですが、それを実際に目で見ることは滅多にありません。
是非、額縁もしっかりと見て、
どういう作りをされているのか、
誰が作ったのかなど
探ってみてください。
そうするとだんだん楽しくなってくるのではないでしょうか。
上記にあげたことを意識して行くと、
絵画展・美術展はお金を払ってでも、見に行く価値はあります。
将来の自分への『投資』だと思って見に行くべきだと思います。
いかがだったでしょうか。
絵のスキルアップしたい方は、是非お金を貯めて有名な美術館に行かれると良いでしょう。
絵は描けないけど、アニメが好きだという方はジブリ展やディズニーの原画展なんかも、よく日本で開催されているので、探してみるといいのではないでしょうか。
特に夏は会場内が涼しいですし、夏休みの勉強の一つとして行ってみるのはいかがでしょうか。
ということで、何か質問があればコメントください。
また記事にしたいことがあれば、書いていきます。
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